下田製畳所ブログ

畳のはじまり その弐

 

安土桃山時代から江戸時代へ移ると、建物は書院作りへと

変化してきました。日本独特の「正座」が行われるように

なったのもこの頃と言われています。

また、江戸中期には畳の管理をする「御畳奉行」(おたたみぶぎょう)という

役職がつくられるほど武家、特に将軍や大名にとっては大事なことのようでした。

そして、江戸時代後期には畳の職人制が確立されました。

大きな町では江戸時代後期より普及していた畳ですが、

農村部や小さな集落などに普及し始めたのは

明治時代以降のようです。

畳の歴史は1300年以上もありますが

一般の家庭に普及してきたのはここ100年ほどの事のようです。

そういえば昭和30年代頃からうちに来ていた東北出の

職人さんの実家には畳はなかったそうです。

当店も大和で50年以上営業していますので

結構頑張っているほうですよね。(^-^)

 

 

 

 

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 畳のはじまり その弐

このブログ記事に対するトラックバックURL
http://www.shimoda-tatami.com/mt/mt-tb.cgi/61

コメントする

« 畳のはじまり その壱 | メイン | 藺草(いぐさ)について »