下田製畳所ブログ

「畳について」のブログ記事

たたみコーナー

最近は和室ではなくたたみコーナーと称して

部屋の一角に畳処を設ける建物が増えてきました。

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3畳のスペースに半畳を6枚使って、市松敷きになってます。

ゆっくり読書もいいですね。

お昼寝コーナーにもなります。(笑)

 

 

 

 

 

墨染色×薄桜色

墨染色と薄桜色の市松敷きです。

はじめての取り合わせでしたが、

洋風な部屋には面白いと思います。

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いろいろな色を自由に組み合わせられます。

 

 

 

熊本 八代

畳組合の有志と熊本県八代に研修で訪れた時の画像です。

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熊本といえば、水前寺公園と熊本城ですね。

 

 

 

 

 

くまモンもいました。

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八代の農家さんで畳表の製造工程を見せていただきました。

この機械は刈り取ったイ草を1本1本選別します。

写真では3種類に分けています。

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選別したイ草を織っていきます。

イ草を1本ずつ左右から交互に飛ばしこんで、経糸の間に一瞬の早業で

滑り込ませます。

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ちょっとわかりにくいですが、イ草の束が左右にセットされています。

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まさに織物です。

 

熊本産畳表

 

畳表は問屋さんからこのような包装で送られてきます。

しっかり くまモンがいます。

24枚か30枚単位で梱包されてきます。

枚数をちょうどよく使いきれないと、残ってしまいます。

他の畳表と混ぜて使うことは難しいです。

同じ価格でも色や質感が違うことが多いからです。

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日本農林規格

先日、お客様からお問い合わせがあり

JAS1級の畳表をオーダーして頂きました。

畳表は日本農林規格により格付けされています。

対して畳床 (現在主流のボード床) は日本工業規格により決められています。

わら床はJASですね。

いろいろややこしい規則の中で成り立っているわけですが、

実は中国産の畳表も規格に合っていればJAS製品となります。

そしてJAS規格の審査を受けていない畳表もたくさんあります。

なぜか?ほとんどの畳表はJAS規格に相当する商品価値を

有しているからです。

JAS規格の審査を受けると単価があがってしまうので、

あえてJAS表示のないまま販売しています。

しかし、納入段階で仕様書等を提出する必要のある

工事などはJASOO級、JISOO級といった

製品が指定になっていたりしますのでその時は

JAS,JIS規格の証明のある製品を使用します。

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畳かえの時期について

畳表は使っていくうちにイグサの一本一本が

つぶれるように傷んできます。

新品のスポンジが使い古されてぺちゃんこに

なっていくような感じです。

イグサの良さはこのスポンジ状の部分にありますので、

つぶれてしますと本来のイグサの機能がなくなってしまします。

おおむね4~5年で裏返しを行いその5~6年後に畳表を

交換するのが、大体の目安のなります。

10年で1サイクルといったところでしょうか。

畳本体の床の部分は20年ほどで交換の時期に

なってくると思いますが、使われ方にもよりますので

大まかな目安と思ってください。

 

 

 

 

 

 

びーぐ表?

びーぐ表 知ってますか?

沖縄で作られている畳表です。

よく聞く琉球表とは違います。

琉球表は大分県産です。(中国産もあります)

一番の違いは びーぐ表 が通常の畳表と同じ 丸藺草系 のものであるのに対し、

琉球表は 七島藺 という 三角形の断面をした藺草を縦に2~3本に切り裂いてから

編んでいます。

丈夫さではどちらも十分な強度を持っています。

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色は黄色がかってます。無着色です。

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下が通常の熊本表です。

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目の幅も違いますね。

関東ではほとんど使われていません。

流通量も少ないです。

 

 

 

 

 

梅雨入り

関東地方は早くも梅雨入りだそうです。

明けるのは例年並みとのことなので

長い梅雨になりそうです。

この時期心配なのは カビ です。

湿度管理が重要になってきますので、部屋に

湿度計があるといいですね。

もう一つ大事なのは空気の動き(流れ?)です。

空気が動くところは カビ が生えにくくなります。

胞子が定着しにくいんでしょうね。

タンスの裏などは空気の動きがないので、カビ が生える

いい環境になっています。

扇風機などで部屋の空気をかき混ぜるといいと思います。

もし生えてしまったら

掃除機でできるだけ吸いとり、

乾いたぞうきんでふき、

その後 市販の エタノール を湿らせた布巾で

拭いておくと再発がしにくくなります。

 

 

 

 

 

イグサは健康野菜です!?

前回、イグサは薬草です とお話ししました。

ではイグサにはどんな成分が含まれているのでしょうか?

分析の結果おもに14種類の栄養素が含まれているそうです。

イグサ100gあたり以下の構成となっています。

糖質        11.0g          脂質      0.6g

タンパク質    18.9g          食物繊維   63.0g

ビタミンA     650μg          ビタミンC   7.0㎎

ビタミンE     6.4㎎          カルシュウム  160㎎

マグネシュウム  110㎎         鉄        3.3㎎

亜鉛       3.4㎎           カリウム    2370㎎

クロロフィル   283㎎          ルテオリン   38.8㎎

といった分析結果が出ています。

とくに抗酸化作用のあるクロロフィルやルテオリンといった

物質も含まれているのは驚きました。

イグサを粉末状にして練りこんだイグサ麺や飴などは

見かけたりしますが

今後、イグサを使った健康食品なんかもでてくるかもしれません。

これからイグサは健康野菜と呼ばれるかも??

                                 

 

 

イグサは薬草です。

現代人にとってはイグサは敷物・畳に使われるもの

というイメージがついていますが、

もともとは平安時代以降、薬草として使用されてきました。

日本最古の植物辞典である「本草和名(918年深根輔仁)」にも

薬草としての記載があります。

その中でイグサは「燈心草(とうしんそう)」として記述されています。

イグサを煎じて飲むと感染による炎症を抑え、焼いて灰にしたものを

飲用するとのどの疾患を和らげる効能があるといわれていたようです。

変わったところではイグサを飲むと早く懐妊するなどといった話も

当時の書物の中に書かれていたそうです。

効果のほどはともかく庶民の間にもイグサが薬草としての

効能があることを信じられていました。

ではそのイグサはどのような成分でできているのでしょうか?

                                     つづく