下田製畳所ブログ

たたみおもての色が青いのは・・。

 

赤色を見ると興奮を覚えるように、人間にとって「色」というものは

精神面で重要な役割を担っています。畳の黄緑、茶黄色は眠気を

催すほどの安心感を与えると言われています。

この緑色のもとになっているのはクロロフィルという成分です。

イグサに限らず植物の緑色を代表する色素です。

クロロフィルは酸性条件下でマグネシュウムイオンが解離して

フェオフィチンという物質に変化します。

畳おもてが年数経過すると茶黄色になっていくのは

クロロフィルが分解するからなのです。

緑色の葉が秋になると紅葉していくのも

青々としたバナナが時間をおくと黄色になるのも同じ原理です。

 

 

 

 

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